先天性奇形とは?原因とは?

先天性奇形とはどんな症状?

先天性奇形とは母体の身体中で胎児の身体の一部が十分に発育されず起きる障害です。身体のどこの部分が発育されなかったかによって名称が変わります。

 

疾患の名前では、無脳症、小頭症、二分脊椎症、ダウン症、口唇裂・口蓋裂、小眼症などが良く知られています。胎児の身体の形に異常がでてしまうリスクのことを“奇形リスク”と先生たちは呼称しているように私は感じました。形態ではなく神経関連に異常がでてしまう症状は先天異常と呼ばれています。

 

神経や分泌が正常に働かないことで発症する先天異常の中には、指定難病とされている先天性筋無力症候群、 先天性腎性尿崩症、先天性赤血球形成異常性貧血などは発症例は少ないですが…無視できない私たち、妊婦のリスクです。

 

先天性奇形の原因は…現在でも明確に説明できる根拠は証明されていない状態なんです。

 

遺伝性という説もありますが、妊娠中の染色体の異常は見たれなかったのに、生まれてわかった先天性奇形ということも医療業界では多数報告されています

 

ですが、先天性奇形を引き起こす可能性のある要因は研究者から指摘されています。驚くのは、アルコールや喫煙といった生活習慣のリスクが非常に高いと紹介されていることなんです。そして、現在はリスクを下げる方法も発表されています。

先天性奇形の原因は?

こちらでは現在、先天奇形の原因とされている要因を紹介します。海外では統計データによる確率論が盛んに議論されています。日本でも産科医から…“妊娠中は避けるべき生活習慣”として説明を受けたママさんも多いのではないでしょうか?

 

アルコール

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妊娠中に継続的に飲酒をしてしまうと生まれてきた赤ちゃんが「胎児性アルコール症候群:Fetal Alcohol Syndrome FAS」という症状を引き起こす先天性の疾患の原因といことがアメリカの産婦人科学会で報告されました。

 

 

お腹の中で胎児性アルコール症候群を発症すると、身体の一部が発育されず無脳症、小頭症などの先天性奇形を引き起こします

 

胎児性アルコール症候群は胎児に発育不全による身体の一部が奇形になってしまったり、行動障害や小児麻痺、てんかんといった中枢神経の障害を引き起こ原因です。

 

どの位の飲酒量で胎児に影響があるかというデータはわかっていないんですね。

 

妊娠初期のお腹に胎児がいるかどうか分からない時期に、妊娠に気付かないで飲んでしまった場合、問題はないとされていますが、娠が明確に妊なったときから禁酒は赤ちゃんにとっても重要なことなんですね。

 

特徴的な顔貌

胎児性アルコール症候群は顔に特徴が出ます。小頭症を始め、つりあがった眼尻、両眼隔離、黒目の部分しか開かない、低い鼻、凹凸のない平らな顔などが見られます。

 

発育不全

無事に生まれて栄養状態が良くても中々体重が減ってしまったり、周りの同じ歳の乳幼児と比べると身長が小さい症状が見られます。アルコールが原因で出生時に低体重で生まれてくるケースは奇形には入りませんが、生まれた後に麻痺や発達障害などの影響があるのは怖いことですよね。

 

中枢神経系の異常

胎児性アルコール症候群により神経器官の十分な成長ができないと、重度の知的障害、学習障害、てんかん、ダウン症などが確認される場合があります。
私たちママが一番脅威なのは…「胎児性アルコール症候群」には治療法がない。ということです。最近の心療内科の報告では成人してからのADHD(注意欠陥/多動性障害)、うつ病の原因と考えられています。

 

大切なことは…妊娠が確認された時点で禁酒をする。

 

ということです。無事に生まれたからと言って授乳時期にアルコールを摂取した場合、母乳にアルコール成分が入りADHD、発達障害のリスクを高めます

 

妊娠が確認され、授乳時期が終るまでアルコール摂取をしないで下さい!かなりしつこく注意するドクターが多いママさんの体験談でもよく目にする項目ですが、“たまひよ”や産婦人科のパンフレット、母子手帳にお酒に注意するよう記述があるのはちゃんとした理由があるんんですね。

 

喫煙

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煙草に含まれるタール、ニコチン、一酸化炭素は発育不全だけではなく、流産や早産のリスクを高めます

 

最近の研究では乳幼児突然死症候群を起こす原因の一つとも言われています。

 

一日の煙草の量が増える程リスクは高まります

 

タールやニコチンは母体の血管を縮め、血液の酸素の量を少なくします

 

タバコを吸うたびに胎児に必要な栄養素や酸素が供給されず発育不全になるのはイメージがしやすく、私たちママが煙草の臭いに敏感になるのは、つわりで鼻が敏感になっているからだけではありません。

 

妊娠中の喫煙にいい影響はありません。

口唇裂や口蓋裂や、心臓に異常を持つ赤ちゃんは喫煙をしている女性から生まれる確率が高く、喫煙経験がなくても煙草の副流煙を吸う環境は出来る限り避けるのが大切なことです。

薬剤

奇形児が生まれてくる確率は1%と言われていますが、妊娠中に胎児に悪影響を及ぼす薬剤を服用していると確率は2倍になります。

 

抗てんかん剤や、抗がん剤などは催奇形性のリスクが高い成分が含まれています。薬剤は医師に相談してから服用する。赤ちゃんのためにも実行しましょう。

催奇形性のリスクを持っている成分は抗生物質や、鎮痛剤に多く、こういった種類は医師に「妊娠中ですが大丈夫ですか?」と相談することが必要です。妊娠が明確化された時点で母体に既往症がありなんらかの薬を服用している場合は特に注意が必要です。

母体の感染症

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母体から細菌、ウィルスがお腹の赤ちゃんに感染してしまうことを母子感染といいます。

 

感染症で重篤な奇形や恒久的な臓器・神経・感覚器障害の症状を発生させるものがあります

 

TORCH症候群を専門で研究対策しているトーチの会では病原体の種類を分かりやすく解説していました。すごく参考になると思いますよ。下が引用文です。

 

経胎盤感染によって児に重篤な奇形や恒久的な臓器・神経・感覚器障害をきたす病原体の頭文字を取って名付けたものを、TORCH症候群と称します。

 

TはToxoplasma gondii(トキソプラズマ原虫)、Oはothers(その他)ということで梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum)などを含み、RはRubella virus(風疹ウイルス)、CはCytomegalovirus(サイトメガロウイルス [CMV])、そしてHはHerpes simplex virus(単純ヘルペスウイルス [HSV])を示します。

 

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引用元…トーチの会>TORCH症候群とは?

 

TORCH症候群は早期発見をすることができれば、予防や、早期治療をすることができます。トキソプラズマ、梅毒、風疹、CMVなどが母体がもつ感染症病原体です。

 

小頭症、水頭症、脳内石灰化や流死産、胎内死亡、子宮内胎児発育遅延、肺炎、肝脾腫、紫斑、黄疸の症状を病原体が赤ちゃんに引き起こします。

私たちママの身体に上にあげた病原体の免疫があるかどうかを病院で確認し、免疫がない場合は注射で予防することが対策です。妊娠前に感染した経験がある方は早めに相談してみましょう

母体の年齢

「母体の年齢が上がるとダウン症の確率は上がります。」

20代で出産した場合ダウン症候群が発症する割合は、1000例に1例と言われていますが、これが40代になると100例に1例と言われています。確率は10倍です。症状としては…目が斜めに傾いている、鼻が顔の低い位置に、平らな顔まどの身体の特徴、そして先天性心疾患、難聴、知的障害等の症状が見られます。

日本の先天性奇形児の出産確率

日本国内において先天異常児が生まれる確率は新生児全体の約5%、100人に4人から5人と言われています。うち生命に関わる重篤な先天異常が発生する確率は1~2パーセントと言われています。前向きに考えるなら100人中95人は無事に生まれる…と考えたいですが、やっぱり心配になっちゃいますよね。

 

注意して欲しいのは…この確率の中には奇形だけではなく内臓や内分泌系、神経系の異常も含まれていることです。生まれてすぐ分かる身体の形態ではなく、産後の検診でわかるような発達障害や、身体の一部が麻痺などで不自由などの先天異常も含まれています。生命維持が自力では難しい重篤な胎児奇形の発生(催奇形性)に起因するものは、薬、放射線、感染症と、代表の3つが挙げられています。

先天性奇形の予防,リスクを低くするためには?

先天性奇形の原因は現在でも…これ!と明確に説明できる根拠は証明されていない状態です。確実に防ぐ予防方法が確立されてはいないんです。

 

ですが…リスクを少なくすることは可能なんです。

 

葉酸を必要量摂取する

妊娠初期に胎児の身体は急激に大きくなります。先天性疾患の中で胎児の神経器官が生成されない神経管閉鎖障害という症状があります。脳や脊椎といった重要器官が栄養不足で正しく育たず、流産や死産に繋がる可能性が高いんです。脳神経や脊椎の形が深く関係して、細胞が分裂されず身体の一部が欠損していたり変形してしまう可能性があるんです。

 

これは十分な葉酸の摂取をすることにより予防することができます

 

神経管閉鎖障害は無脳症や二分脊椎といった病気の原因です。葉酸は脳や脊椎の神経器官を発育するための重要な栄養素。

 

妊娠初期は急激に胎児が成長するため…私たちママの身体はどうしても葉酸不足になってしまいます。

 

妊娠初期の葉酸の必要は480μgです。厚生労働省は妊娠初期の妊婦にサプリメントでの葉酸の摂取を推奨しています。

 

なぜサプリメントでの葉酸の摂取を推奨しているのか?

食品での葉酸摂取をする場合、食べる量が多く、胃の中に入っても50%しか吸収されません。
サプリメントで葉酸を摂取した場合は、80%~90%吸収されるからです

ビタミンAの過剰摂取を避ける

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ビタミンAの過剰摂取が続いた場合、催奇形性リスクを高めます。

 

 

粘膜や、目の働きを維持するための必要な栄養素です。ビタミンAは、油に溶ける性質を持った「脂溶性ビタミン」の一つ。

 

 

緑黄色野菜などに含まれる「カロテン」や、肉類に含まれるなどの動物性食品に含まれる「レチノール」の2種類があります。

 

過剰摂取になるのは肉類に含まれる「レチノール」です。「カロテン」は身体が必要な分を食品から吸収する便利な機能が備わっています

 

お野菜なら、ほうれん草、かぼちゃ、にんじん、モロヘイヤを食べれば身体が必要な分だけビタミンAを吸収してくれます。

禁酒、禁煙

先天性奇形の原因で紹介しましたが、アルコール、煙草に含まれるタール、ニコチンなどの有害物質は赤ちゃんに良い影響は一つもありません。

 

妊娠が明確になった時点で禁酒、禁煙は厳守しましょう

感染症のワクチンを接種する

先天性奇形の病原体の免疫を私たちママが持っているかどうかを病院で検査しましょう。風疹や、B型肝炎などは胎児に強い影響を及ぼします。

 

免疫を持っていない場合はワクチンを接種することにより感染症の予防をすることができます。

既往症があり服薬をしている場合は医師に相談する

妊娠中に胎児に悪影響を及ぼす薬剤を服用していると、薬を飲んでいない妊婦さんと比べると二倍の可能性になるデータがあるんです。先天性奇形の確率は2%になってしまいます。

 

妊娠が明確に分かったらすぐに飲んでいるお薬を医師に相談してみましょう

この記事のまとめ
  • 先天性奇形を含む先天性異常の確率は現在の日本では新生児の約5%に現れる。
  • 先天性奇形のはっきりとした原因は現在でもわかっていないが、奇形をリスクを高める要因は分かっている。
  • 妊娠初期の葉酸の十分な摂取は奇形のリスクを低くする。厚生労働省が妊婦の葉酸の摂取を推奨している。

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